すたぶろ

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アニメを作る!スキャン・仕上げ編

どーもみなさん。仕上げの中澤です。

日付的には本日二回目の更新になります「アニメを作る」 今日は動画が一気にそれっぽくなる魔法の工程、スキャンと仕上げ編です。

ざっくりとどういうことをするのかといいますと、

動画修正も終わり、仕上げに回されてきたカットを

スキャンして

映像を回して抜けがないかチェックをしたあと、

色指定を元に着色をするというものです。

この工程は予想外に長くなり一回では収まらなかったので、数回に分けてお送りいたします。

前回までの原画・動画編まででは基本的に紙の上での作業が主でしたが、 仕上げはほとんどすべてパソコン上で行います。

ちなみに、仕上げを担当している私と野村さんは二人してMacユーザーです。

先日の動画検査編で使われていたカットはまだ修正中のため、 今日は別のカットを使いながらやっていきましょう。

まずはカットの中とカット内容表の内容が一致するか確認します。 取込・スキャン編の時にも触れましたが、時々抜けていることがあるためです。

確認したらスキャンをします。 一度に挿すと詰まるおそれがあるため、だいたい10枚ごとにセットしてスキャンをしています。 スキャンした動画セルはファイル名をセル番号に変え、セルごとにフォルダにまとめます。

ここからはPCオンリー。RETAS STUDIOというソフトを使用します。 このRETAS STUDIOはアニメ制作をすべてPC上で行えるソフトです。

仕上げでは、アナログの動画セルを着色しやすい形にするTraceManと、加工した画像を着色するPaintManの2つを使用します。

開いたところがこちら。画像の向きが縦になっていたり、画像をRETASに合わせた形に変更をしていかないとなりません。 このカットは計22枚。一つ一つやるには少し多すぎます。

やること自体は決まっていますので、こういう時はバッチバレットを使って一発で変更しちゃいます。

ちなみにやっていることはこんな感じ。 途中で行っている「ぼかし→シャープ×3」は、この後に行うトレースを綺麗に行うための処理です。 そのあと「自動コントラスト」で線画を濃くします。 じゃあ「階調反転」とはなんでしょうか。これはほとんどおまじないみたいなものです。仕組みはよくわからないのですが、「自動コントラスト」が効きやすくなるので入れています。

出力先は保存形式を変更する都合上、新しいフォルダに保存するように設定しております。

さて処理を開始。

ちょっとお菓子をつまみつつボーッと見ていると処理が完了します。

処理前と処理後を比べるとこんな感じです。画像の向きは揃えましたが、線の印象がだいぶ違うのがお分かりでしょうか。

これをすべての動画セルにしたあと、取込/原撮編で作成したカットフォルダに登録します。

ここでひとつ問題が。

このカットは合成指示があります。 合成の子は該当するセルに登録すればいいのですが、親はそうは行きません。 この場合はどうすればいいのでしょうか……?

次回は親セルはどのように登録すればいいのかから始めたいと思います。

それではまた次回。 <特集 アニメを作る!>  第1回 原画編 http://blog.gorgonezola.com/2014/11/make-animation-1.html 第2回 取込み/原撮編 http://blog.gorgonezola.com/2014/11/make-animation-2.html 第3回 動画編 http://blog.gorgonezola.com/2014/11/make-animation-3.html 第4回 動画検査編 http://blog.gorgonezola.com/2014/12/make-animation-4.html

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